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2005年10月23日

中小企業会計で重視されるもの

最近、『中小企業会計指針』のセミナー等に参加するようになって、中小企業の会計について考えることが多くなりました。

私は、監査法人にいたときには、中小企業の会計というと、銀行での自己査定資料、企業再生業務、M&A業務といったもので接していました。

そういった業務の中で、中小企業の決算書を見た場合、公開企業のそれと比べ、その信頼性は低いものという認識でした。

しかし、それは、あくまで、『公開基準』の会計としてです。

会計には、目的というものが存在します。

公開企業の場合、最も重視されるのが、『投資家保護』です。
商法で最も重視されるのは、『債権者保護』です。

では、中小企業の経営者にとって最も、重視すべきな目的は、何でしょうか?

経営者にとっては、『期間比較可能性』ではないかなと思います。

『期間比較可能性』というのは、簡単に言えば、去年に比べてどうなんだろう?といった程度のものと考えられます。

そのためには、前提としては、会計処理の継続性が担保されていればよいでしょう。

その中で、借入金の依存度が、上がってくれば銀行という『債権者』を重視した決算書を作成していくことが必要になってきます。

この段階で、どの程度までを『債権者保護』と考えるかは、各々で差があるでしょうが、ただ、銀行から見れば決算書はヒアリングベースで実質作り直していますので、最低限の処理(税法基準)ぐらいを満たしておけばいいのではないでしょうか。

出来ればH10年度税法改正前の賞与引当金、退職給付引当金ぐらいまで計上されれば、一応OKで、銀行側も経営者の誠実性高いとみるでしょう。

最後は、公開会社レベルでしょうが、この段階にいくには、『中小企業の会計指針』といったものを利用して、段階的にあわせていくことがいいのではと思います。(^_-)-☆

投稿者 kuni01 : 2005年10月23日 11:15

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