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2005年07月17日

のれん一括償却

今日の福岡は、昨日と打って変わっていい天気でしたね。

 

私はちょっと、家でレポートがたまっていたので、家族を追い出してやっつけていましたが。うーん、独立するとレポートを書くのも、人に頼れなくなくなるのは、キツイですね。

 

というか、何から何まで全て自分でやらなければならない、・・・(-_-;)
気が重いです。

 

まあ、それはそれでということで、


暖簾の一括償却の話。

 

今日(7/16)の日経新聞に、暖簾の一括償却を原則禁止するルールを2006年4月から導入という記事が出ていました。

 

楽天の三木谷さんたちが中心になって、一括償却を認めるようにという働きかけを企業会計基準委員会に行っていましたが、結果は、正反対で決まったようです。


ここで、企業会計委員会の一括償却否定意見としては、暖簾が買収時、一時の影響とは考えにくいというのがありました。

確かに、そのとおりですね。

M&Aの影響が一時で終わるようであれば、成長も何もあったもんではないため、これは納得いきます。

 

では、償却しないというのはどうか?

 

これについての、企業会計委員会の意見は、日本は暖簾の算定が曖昧というのがありました。

?(-_-;)

 

曖昧だったら、明確にすればいいじゃないか?

素直にこう思ってしまいました。

 

確かに、米国では、日本のように、残ったもの全て暖簾として処理するようなことは行いません。

 

経営者が、戦略投資家の視点から見て、シナジー効果等をある仮定のもとではじきだして、本来の意味での超過収益力を算定するようです。

 

どうも、日本は、こういった金融工学的な数字の話が苦手なようで、大雑把にいくらで決めてしまう系があるようで、そういった時の調整弁が”暖簾”なんでしょう。

 

一括償却すれば、新興企業の事業戦略に影響があると、記事では書いていますが、それは本当でしょうか?

 

そもそも、M&Aはその暖簾の償却代以上の収益力は考慮されて行われるべきものであり、それを一時償却して、時期移行の影響がないようにするのは、言ってしまえば、あたかも、M&Aをする前から、M&A後の企業であったかのような錯覚を起こさせてしまううようなものです。

 

では、何故、償却不要ではなく、一括償却にこだわるのか?

 

それは、きっと税務処理の話だと思います。

 

税務では、営業権の償却は5年です。

 

一括償却した場合には、毎期、5分の1ずつ税務上の損金として認められます。

 

要は、5年償却だと、償却の重みがきついが、一時償却であれば、痛みは一瞬、後は、税務の恩恵にも預かれる。って形ですね。

 

これが、償却不要説になってしまったら、せっかく、税務上損金として認めてもらえる損失を、いつになるか分からない、減損を待たなければならない。

 

それはなんだか、目の前にニンジンをぶら下げられたけど、いつになったら食べれるか分からないといった状況に似ていますね。(^_^;)

 

この辺、日本は、既に、税務と会計はある程度切り離すか、会計に税務をあわせる時期に到達してきているような気がしますね。


あと、もう一つ考える理由は、面倒くさい。

 

これはあると思います。

 

考えてください。

 

30歳のときにM&Aした暖簾が、20年かかって償却される

と、償却終わったときは、50歳ですよ。

 

経理の人も、会計士も総代わりで、ドキュメントを精緻に残さない日本の会社で聞く会話は、

 

会計士:「この暖簾、どこの会社ですかね?」
経理 :「さー、私が幼稚園のころの話ですからね、・・・。」

 

といったようなものが予想されます。

 

少なくとも、自分の記憶がある範囲で、償却は終わらせたいのが、人間の心情でしょうかね。
(@_@;)

 

うーん、今日の話は、歯切れが悪いですね。

 

明日は、従兄弟の結婚式に行ってきます(^_-)-☆

投稿者 kuni01 : 2005年07月17日 02:52

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