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2005年07月09日

モノをいう株主�〜番外編(モノを言われる会計監査人!?)


 


Ø         はじめに


昨日書きました『モノをいう株主�』に、会計監査人もモノを言われるようになるのでは??とのCommentをいただきました。当BLOGの管理者も意見を書かせていただいていますが、もう一人のライターである私も意見の書かせていただきたいと思います。


 


Ø         会計監査人がモノを言われる時代・・・


確かにそうだと思います。これまでも、上場会社等の規模が大きく、株主数も多い会社の株主総会には、われわれ会計監査人が別室で株主さんからの質問に備えていたわけですが、実際に質問されることはめったにありませんでした。


 


しかし、改正商法で会計監査人の位置づけが変り、また会計士の業務範囲が拡大するにともなって、株主さん等、利害関係者への説明義務も増してくるのだと思います。


 


Ø         代表訴訟と会計監査人の説明義務


当然のことながら、われわれは財務諸表が適正かどうかの意見表明にあたっての判断根拠や証拠資料等を『監査調書』に残しています。


 


監査スタッフは『監査調書』をしっかりと作ることに多くの時間を使い、それをチームマネージャーがレビューして必要な要件を備えているか確認するだけでなく、監査法人の自己規制としての監査チーム以外の会計士からのレビューや公認会計士協会からのレビュー対象にもなるほどです。


 


ただ、これは『代表訴訟』に備えて、専門家として正当な注意(=善管注意義務)を払っていることを立証する、いわば訴訟対策用の資料であって、それこそ『会計語(=宇宙語)』がふんだんに使われています。


 


会計について、代表訴訟という場面以外で、もっとわかりやすく一般の方に説明するという努力が会計士に求められるのでしょうね。


 


Ø         不正と監査について


もう一点、不正と会計監査ということについて、これは623日に『不正と監査』というテーマでエントリーしましたように、あくまでわれわれは不正を原因とする財務諸表の虚偽記載を発見する義務を負うのであり、不正を発見することそのものが監査の目的とはなりにくいのだと思います。


 


Ø         SOXと不正について


また、私は、(米国版!?)SOXの業務に参加させてもらった経験があります。ここでも、目的は『不正の発見』ではなくて、『会社が財務報告に関する不正を発見できるような仕組みが会社内部に備えられているかどうか』ということについて意見を表明することにあります。


 


日本版のSOXでも、意見表明までの過程は別として、目的自体は米国版と同じようになるのだと思います。


 


もちろん、『不正を発見するための仕組みは万全だ!』と意見表明しておきながら、実は重大な不正が発見されたということになりますと、会計士は責任を免れないと思いますが、SOX目的自体は不正の発見にはないということです。


 


以上、私見ですが、述べさせていただきました!!

投稿者 a005547 : 2005年07月09日 01:08

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