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2005年06月16日

中小企業会計に関する指針の公表

「中小企業会計に関する指針案」が公表されました。


 

このBlogでも何度も、取り上げていますが、私は、この『中小企業会計』というものに、非常に関心を持っています。

 

それは、私が監査法人に入って以来、ずっと銀行監査の一環で、自己査定をみてきたとき、中小企業の決算書の精度の低さを目の当たりにしてきたからです。

 

「日本の金融は、不動産担保主義だ」といった批判が、されてきました。また、銀行員もそれに頼ってきた部分があったと思います。

 

ただ、かといって、中小企業の決算書で、融資を判断するのは、その決算書の信頼性の観点から、土地に頼った融資より危うかったのでは、と思います。

 

ある意味、「仕方なかった」というやつです。

 

その一つの批判として、税務基準での決算書がありました。

しかし、税理士協会の方も、現在は適切な決算書の作成を会員に指導してきています。

 

そして、その指針となるものの草案が、今回公表されました。

 

 

ただ、ちょっと残念なのが、会計基準はひとつという、シングルスタンダードの立場を貫き、「指針」レベルでとどまっている点です。

 

私は、会計士ですが、会計士協会の唱えていたシングルスタンダードは、実務的ではないと思っていました。

 

それは、「コレさえ見れば、適切な会計基準に従っている!」といったユーザーサイドの視点が欠けているからです。

 

その点、日本税理士会連合会が出した「中小企業会計基準」の方が、体系的で、わかりやすいのでは、と思っています。

 

今後、夏までにどのようになるのか、まあ、大枠は変わらないのでしょうが、これでまた、会計というものが専門家のものになることを、私は恐れています。

 

(何か、質問等あったら、コメントください。かなり説明を省いていますので。ただし、総論のみですよ(*^_^*))

投稿者 kuni01 : 2005年06月16日 01:06

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