« 2005年04月 | メイン | 2005年06月 »
2005年05月31日
会計よもやま話�〜財務諸表はカガミ
よもやま話�で書きましたように、投資家は財務諸表によって企業が1年間活動した結果を知り、これからの将来性を予測し、出資するかどうかを決定します。財務諸表はいわば「企業の活動を写し出すカガミ」の役割を果たしているといえるでしょう。
そうだとすれば、財務諸表(損益計算書、貸借対照表)とその作成ルールを理解するためには被写体である「企業の活動」を理解する必要があります。
まず、全ての会社は利益の獲得(:お金を稼ぐこと)を目指しています。意外と知られていませんが、お金を稼ぐことが会社の目的であることは法律でも決まっています!!
また少しいいきってしまいますが、全ての企業は儲けるために次のような活動を行っています。
:(�現金⇒�投資⇒�販売⇒�回収⇒�現金)。(これを営業循環サイクルと呼びます。)
これを言葉にするのは難しいのですが、あえていうなら�株主や銀行から資金を調達し、�それを設備や商品の購買や給料のために使い、その後、�商品やサービスお客さんに対して販売し、�販売代金を回収するという活動ということになるでしょうか。
企業はこのサイクルを何度も半永久的に繰り返します。もちろん、業種によって回転速度は違います(ラーメン屋さんは速度が速いでしょうが、高級レストランは遅いでしょう。)が、本質的な活動になんら変わりないはずです。
このように企業の活動目的が儲けること(=利益を稼ぐこと)であるとすれば、企業の活動を写し出すために利益という観点から整理するのが最も合理的です。そのような理由から(�現金⇒�投資⇒�販売⇒�回収⇒�現金)という半永久的に続く企業の活動を1年という区切りを設けて示す書類が損益計算書なのです。
一度損益計算書を見ていただくとわかるのですが、損益計算書は収益から費用を差し引いて利益を計算しています。収益というのが先ほどの営業循環サイクルでいくと�販売にあたり、費用が�投資から計算されるということになるでしょう。つまりいかに小さい投資でいかに大きい成果をあげたか、どれだけ効率的に儲けたかを示そうとしているのです。
では財務諸表のもう一方、貸借対照表はどんな役割を果たすのでしょうか?
損益計算書は1年間という区切りをつけてどれだけ儲けたかを示す書類でしたが、企業の営業活動は半永久的に続いています。1年間ごとに解散する会社なんて聞いたことないですよね。1年間の営業活動が終わっても、ゼロからスタートするのではなく、以前の財産を引き継いでもう1年、1年といわずそれ以降の営業活動の糧にするわけです。
そこで、1年間の営業活動が終了した時点で、そこで来年以降の糧となる財産を示すことが会社の将来を予測するにあたって必要となります。投資家は、将来の収益の糧となる資産がどれだけあるのかについて興味をもっているからです。この役割を担うのが貸借対照表なのです。
損益計算書と貸借対照表の関係はこうです。
年度初めの貸借対照表に計上されている資産のうち、今年1年間の収益に貢献をして役割を終えたものが費用として計上され、今年末貸借対照表には来年以降の収益に貢献する資産だけが計上されるというものです。
ここまでくると、減損会計やその他の会計基準はあっという間に説明できてしまうのですが、長くなってしまったので、明日以降にしたいと思います。
POINT
・収益と費用を用いて、いかに小さい努力で最大の成果をあげたかを示すのが損益計算書
・来期以降の収益獲得に役に立つ要因を示すのが貸借対照表
投稿者 a005547 : 23:49 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月29日
会計よもやま話�〜会計基準はコミュニケーションツール??
一方、投資家は、当たり前ですが、投資を上回る利益(配当/株式売却益)を得られる会社に対してだけ、投資をします。
この投資を上回る利益を得られるかどうかという投資家の投資判断に役立てるためというのが、「財務諸表」の基本的な存在意義です。つまり、投資家は、財務諸表に記載されている会計数値その他の情報を読み取ることによって、会社の将来の業績を予測し、その銘柄に投資するかどうかの判断をするのです。
ところが、財務諸表が投資判断基準として機能するためには、財務諸表の作るためのルールについて、財務諸表作成者である企業と利用者である投資家が共通認識をもっていなければなりません。会社が勝手に作ったルールによる会計基準による利益なんて誰も信用しませんよね。
このように財務諸表作成ルール(会計基準)は利用者と投資家とがコミュニケーションするためのツールであるといえます。したがってまた、利用者の変化とともに会計基準も変わっていかざるを得ません。
最近めまぐるしい会計基準自体の改正、固定資産にかかる減損会計、企業結合会計、退職給付会計、金融商品会計、連結会計等・・はすべてこの財務諸表利用者による利用方法の変化によるものです。
具体的には、日本のビッグカンパニーが国外の証券市場で資金調達を行ったり、逆に外国人投資家が日本の証券市場で投資を行ったりする場合、日本の会計基準と米国その他の会計基準とがあまりに乖離しているために、外国人投資家が会計数値に不信感をもち、適正な投資判断ができないとのクレームが発生しました。
現に数年前まで、日本の会計基準で作成された英文財務諸表について「わが国(日本)以外の国で一般に公正妥当と認められた会計原則及び実務に従って作成された財政状態、経営成績及びキャッシュフローを示すことを意図したものではない」旨の警句をつけるように強制されていました(いわゆるレジェンド問題)。
このように財務諸表利用者のグローバル化という背景から早急に整備された新しい会計基準は、一見複雑で理解しがたいように見えます。しかし、所詮コミュニケーションツールにすぎません。
理解の難しいコミュニケーションツールなんて存在する意味がありませんから、そのような視点から見れば、概要くらいは簡単に掴めます。
今後、読者の方々に新聞等でよく耳にする会計基準の概要を掴んでいただくことを目的として、わが国の会計基準をよもやま話を交えながら概説していきたいと思います。
投稿者 a005547 : 22:56 | コメント (2) | トラックバック
たった5人の「大きな会社」」
午後9時からNHK特集がありました。

ニューヨーク流たった5人の「大きな会社」―我々の仕事の仕方・考え方
その中でも、日本の銀行の文化、アメリカの投資銀行の文化、哲学について書かれていました。
そして最終的には、自分の経営哲学にしたがって、独立されるのですが、そのプロセスが、私としては、非常に共感できるものでした。
ところで、昨日気がついたのですが、この5人の「大きな会社」は、実は「LLC」だったんですね。
書籍の中でも「知的資産こそが重要な資本であり、金銭が資本として重要でない我々のしごは、たかがしれた金額の資本であれば、内部留保だけで十分賄える」という記述があります。
業種的に、コンサルティング会社であれば、やはり、LLC、LLPといった組織が、実態にあっているのでしょうかね。
今日のNHK特集をみられて(おそらく再放送もあるのでしょう)少し、モヤモヤされている方には、是非、お勧めの一冊です。
投稿者 kuni01 : 22:46 | コメント (0) | トラックバック
ホテル・ステラマリス
と思いきや、意外や、意外、このお話、傾きかけたホテルをどのように経営再建させるのか。といったやや現実的なお話。
「経営は仮説を立てて、それを確かめていく。だめなら、仮説を変えてもう一度トライする。」
よく言われている言葉ですが、いったん仮説を立てて成功した経験を持つものにとっては、その仮説は、既に、仮説ではなく「栄光」になるのでしょうかね。
とにかく、私は、今後再生業務といったものをやるときには、そのデューデリ、再編のほかもう一つ、やりたいことがあります。
それは、「ポストディールサービス」というものです。
企業再生の計画も、ある意味仮説です。
ところが、私たちが関わるのは、その一節のみ。
ポストディールは、再建プログラムの実行状況をサポートしていくイメージとお考えください。
そして、その仮説が正しかったのか、また、仮説が違っていたとしたら、それはどう修正すべきなのか?
計画策定して、「ハイさよなら!」 というのは、あまり好きではないですね。(*^。^*)
と、この「ホテル・ステラマリス」を観ながら、思いました。
宝塚もたまにはいいな。(#^.^#)
投稿者 kuni01 : 00:48 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月28日
会計事務所にもスター選手を!
それは、監査というものが100点を取るのが当たり前だけど、101点目がないという特殊な性格を有しているものだからです。
もちろん減点には、「責任」というものが付きまとっています。
私の知り合いの大学でベンチャーを起こした先生は、半導体のテスターを作っていますが、テスターすなわち試験機というものと、監査というのは一緒なんだんだと思いました。
問題ないことを確かめる。
品質を確かめる。
これを、その先生は、大きく「第4次産業」と言っていました。
それ自体が付加価値を生むものではないが、必要なものと。
となると後は、100点の取り方の問題ですね。
優秀な会計士であれば、同じ100点を取るまでの間に、さまざまな視点から、会社のためになることを何点でもみつけるでしょう。100点をやっと取る会計士もいるでしょう。
あえて、能力と報酬を関連付けるとすれば、その辺でしょうが、残念ながら、クライアント側から、監査法人に誰にプロジェクトリーダーをやってほしいという要望は出せないし、監査法人側もどういった能力をもった人材がいるのか公開していません。
もし、私が開業して、ある程度の規模の組織となったら、是非、チームマネージャークラスには、Blogでも何でも書かせようと思います。
そして、ある程度指名制みたいな、透明度の高い、また報酬とサービスをマッチさせた、クライアントに払って損したと絶対思わせないような、組織を作りたいと思います。
「会計事務所にもスター選手を!」V(*^_^*)V
投稿者 kuni01 : 15:51 | コメント (0) | トラックバック
はじめまして
新聞記事等でも話題となっていますが、そもそも日本の監査報酬はアメリカのそれと比較して、同規模の企業でも平均で10分の1程度のようです。
日本の場合、数年前まで企業が財務諸表に虚偽記載をし、監査法人が株主からの代表訴訟を受けたり、行政処分の対象となったりといったケースは少なく、会計監査というビジネスに伴うリスクは報酬と見合っていたのかもしれません。
しかし、ここ最近少し事情が変わってきています。ほとんど毎日のように監査法人の責任を問う記事が目に飛び込んできます。
当然、監査法人もじっとしているわけではありません。10倍の監査報酬をもらい、監査先進国とされるアメリカの監査法人にならって、毎年のように監査手法やツールの変更/更新が行われます。これに対応する監査スタッフの作業量や研修にかけるコストも相当なものです。
このようにコストあるいはリスクと報酬とが見合わなくなってきているのが現在の日本の会計監査の環境だと思われます。監査が監査証明を出すことによってリスクを買い取る商売である以上、それに見合う報酬をもらわなければなりません。しかし、日本の企業は「監査なんて安く、手短にすめばそれでよい」という意識をもっています。
いかに会計監査が企業に法律上義務付けられていようとも、顧客(企業)からの主体的ニーズのないところに報酬はないというのが、経済原理です。ここに私が会計監査という業務から離れて独立を考える一つの理由があります。
次にコメントいただきました「会計監査に関して能力による報酬説明が可能かどうか」という点についてです。会計監査は企業の公表する財務諸表に「間違いない」という太鼓判を押すことが仕事ですので、監査証明で適正意見をつけた財務諸表には間違いが無くて当然、万が一間違っていたらそれこそ訴えられてしまうことにもなりかねません。
たとえるならば、鉄道会社が時刻表どおりに電車を運行しても、それが当然であって、そのことをとりたてて褒めてはくれないのと同じことだと思います。
ですので、通常の経理能力をもった会社に対して「うちの監査法人は間違いなく監査をしますよ!」とアピールしても報酬アップには結びつきにくいのではないでしょうか?
むしろ、監査の過程では、会計数値の立証のために、経理担当者の方にかなりの負担を強いることになります。それを軽減するため、少ない監査日数、監査報酬で済まそうとする企業の考えも当然理にかなっていると思います。
付加価値をつけるとすれば、専門知識を生かしたビジネスや管理体制(内部統制)構築のためのコンサルティングということになりますが、それはエンロンやワールドコムの事件のように、監査法人と企業との癒着という問題を引き起こし、現在、監査法人が担当企業のコンサルティングを行い報酬を得ることは厳しく禁じられています。
というわけで、会計監査に関していうと、能力と報酬とが直接的に結びつきにくいという側面はあるのではないかという気がします。
このテーマはまたの機会に取り上げて投稿したいと思います。これからもよろしくお願いします。
投稿者 a005547 : 11:28 | コメント (2) | トラックバック
メンバー追加について
投稿者 kuni01 : 09:49 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月27日
原価計算には無理がある
私も、いろいろな会社の原価計算を診る機会がありましたが、実際に、これで完璧といった原価計算の方法を採用している会社はあまりないような気がします。

図解 コストマネジメント
原価計算基準によると、決算書に使う原価計算の金額を算定するための方法として全部原価計算が示されています。
しかし、その全部原価計算、すなわち、製品に直接跡付けることが可能な直接費も、跡付けることができないサポート部門に掛かる間接費も、製品の原価に配賦することは、どうしても、仮定計算としかなりえません。
そのための、配賦計算の仮定を、あーでもない、こーでもないとやっても、結局仮定計算なんでしょう。
では、間接費の配賦をどうするのか?
それが、活動基準原価計算(ABC原価計算)といったものの発達を促したのでしょう。
かといって、中小企業においては、それほどの原価計算の仕組みを作るようなことは、難しいと思われます。
それであったら、どうすべきなのか?
私は、製造間接費でも、ある程度、製品との原価の関連性があるものについては、活動基準原価計算のように、コストドライバーと結びつけても、関連性薄いものについては、販管費のようにトータルで管理すればいいのではと思います。
ただ、この方法、決算上の処理としては、製造間接費が在庫へ配賦される金額が少なくなるため、税務が認めないと思うので無理でしょうがね。
でも、そっちの方が企業の実態、管理面からは有効では?
と思います。そもそも、管理の仕方が違いますからね(*^_^*)
投稿者 kuni01 : 23:43 | コメント (0) | トラックバック
原価計算には無理がある
私も、いろいろな会社の原価計算を診る機会がありましたが、実際に、これで完璧といった原価計算の方法を採用している会社はあまりないような気がします。

図解 コストマネジメント
原価計算基準によると、決算書に使う原価計算の金額を算定するための方法として全部原価計算が示されています。
しかし、その全部原価計算、すなわち、製品に直接跡付けることが可能な直接費も、跡付けることができないサポート部門に掛かる間接費も、製品の原価に配賦することは、どうしても、仮定計算としかなりえません。
そのための、配賦計算の仮定を、あーでもない、こーでもないとやっても、結局仮定計算なんでしょう。
では、間接費の配賦をどうするのか?
それが、活動基準原価計算(ABC原価計算)といったものの発達を促したのでしょう。
かといって、中小企業においては、それほどの原価計算の仕組みを作るようなことは、難しいと思われます。
それであったら、どうすべきなのか?
私は、製造間接費でも、ある程度、製品との原価の関連性があるものについては、活動基準原価計算のように、コストドライバーと結びつけても、関連性薄いものについては、販管費のようにトータルで管理すればいいのではと思います。
ただ、この方法、決算上の処理としては、製造間接費が在庫へ配賦される金額が少なくなるため、税務が認めないと思うので無理でしょうがね。
でも、そっちの方が企業の実態、管理面からは有効では?
と思います。そもそも、管理の仕方が違いますからね(*^_^*)
投稿者 kuni01 : 23:43 | コメント (0) | トラックバック
M&A
ところで、今日は、M&Aと内部統制の話ですが、意外とM&Aにおけるデューデリジェンスといったもので、この内部統制に係る部分というのは、薄いような気がします。
これが、実際に適切に記帳され、滞留債権の把握も月次で行われているか?
会計帳簿と残高は一致しているか?
公開会社では当たり前のことですが、非公開会社では、行われていないことが多いです。
そこで、普通の資産デューデリでは、単純に合わない分を落とすといった形で、簿価純資産修正を行い終了するところでしょう。
しかし、本当のデューデリであれば、その裏に潜む企業風土、内部統制の状況を読むべきです。
私も経験がありますが、そのような会社に、内部統制の概念を植えつけるには、かなりの労力がいります。
人も、時間もかかります。
それは、ある意味、M&Aに係るコストと思われます。
実際、M&Aの話とは別ですが、株式公開準備でもっとも時間と人、すなわちコストがかかる部分がこの内部統制の構築であり、また、株式公開をあきらめる要因となるのも、この部分です。
しかるに、M&Aのデューデリの報告書には、この部分の記載が薄いのです。
この辺のコストを見積もることは難しいでしょうが、M&Aが企業の結婚と考えるのならば、まず相手の性格(内部統制の状況)の吟味は、相手のお金(資産)を見るのと同じくらい重視してもいいのでは、と思います(*^_^*)
投稿者 kuni01 : 00:15 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月26日
インターネット仕事術(002:会計士と出張)
思えば、10年ほど前、事務所に入った時は、まだ、Windows95のインストールされたノートパソコンが配布されたばかりで、インターネットへの接続は、ダイアルアップモデムでした。
出張先で事務所のサーバーに接続するためクライアントから電話線を借りていました。
もちろん、クライアントは、インターネットの接続はまだ、あまりメジャーじゃないころ、電話線を借りるのを不信・興味を持って観られていました。
今では、PHSカードで、電波の届く範囲であれば、どこでも接続できるようになりました。
その代わり、出張していようが、いまいが、関係なく、仕事が来るようになりました。
数年前、事務所の基幹システムも更新され、日報・ワークフローの承認といったものも、全てインターネットに接続さえ出来れば行えるようになりました。
インターネットの発達によって、どんどん処理できる時間が増えてきました。
逆に、見ない時間、知らなかった時間というのはどんどん少なくなりました。
経営者の立場からはプラス。
従業員の立場からはマイナス。 ですかね(-_-;)
投稿者 kuni01 : 07:26 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月24日
人生は三度 風が吹く
投稿者 kuni01 : 23:46 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月22日
アンダー40
市場は、どこの世代で作られていくのでしょうか。
投稿者 kuni01 : 23:54 | コメント (0) | トラックバック
インターネット仕事術001
業種別、目次別、キーワード検索も可能です。
投稿者 kuni01 : 12:10 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月19日
ライフサイクルの短命
と、私のパソコン事情はさておき、その商品等の短命化に如何に、企業は立ち向かうべきか?
お客も、当然、新機種を求めて移動します。
あれ? 本当は設備投資の話をしようと思ったのですが、パチンコ屋さんの新機種の短命化になってしまいました。
投稿者 kuni01 : 20:17 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月18日
新会社法 衆議院通過
新会社法が、衆議院を通過したそうです。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050517AT1E1600Z17052005.html
案から、敵対的買収防衛の点等に修正が入ったようです。
2006年中の施行を目指すみたいですね。
一方、LLPの法案も5月6日に公布、夏に施行という運びみたいです。
これらの法律は、いずれも「会社」という経済社会の中のプレイヤーに照準を当てた
基礎的インフラです。
これから、これらを利用した、会社態様、スキームの変化があらわれてくるでしょう。
また、起業も増えてくるでしょう。
このインフラの変化、整備に私たち、プロフェッショナルはどのように対応していかなければ、ならないのでしょうか。
時代の流れに感性を研ぎすませ! と聞こえてきます。

新会社法とビジネス実務への影響―「会社法制の現代化に関する要綱案」の要点解説
投稿者 kuni01 : 00:21 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月16日
潜在株式と合併
ドライブといえば、糸島半島に行きます。
今日の話は、潜在株式と合併
(新法案等見てたら、合併の時の扱い、分割の時の扱い、交換の時の扱いといったものをあらかじめ決めておくことも想定されているみたいです。)
投稿者 kuni01 : 02:09 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月15日
中小企業融資
売掛債権:その債権の相手先の信用力
財務諸表による判断:その収益力が未来のキャッシュフローを表すわけではない
収益不動産: 将来もテナントが出て行かないわけではない
投稿者 kuni01 : 11:28 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月14日
Vodafone
投稿者 kuni01 : 02:54 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月13日
買収防衛とビジョン
そのうち、1の場合は、会社の中長期的な経営計画があること、つまり会社のビジョンがあることが前提になるようですが、それを明確に打ち出している会社は、どれくらいあるのでしょうか?

M&A活用と防衛戦略
投稿者 kuni01 : 08:39 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月12日
月次決算ストレッチ
東証では、決算日後45日以内に決算発表を行うよう指導されているようで、今週末が45日以内のリリース期限ですね。
銀行残高は、必ず合わせているか?
有価証券は、時価評価しているか?
建仮の整理は終わっているか?
滞留債権の把握・評価は適切に行っているか?
月次連結決算書を作成しているか?
グループ内債権債務・取引高の照合を行っているか?
月次連結キャッシュフローは?
期末決算になるべく近い会計処理を行うことは、経営者にとっても、有効ではないでしょうか?
投稿者 kuni01 : 01:36 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月11日
日本版404条
ここで、要求されているのが、文書作り。
そのため、その牽制の本当の意味がわからず、理解しないまま「「こうやれ!」と言われていたからやっています。」といったことになり、そのうち『効率化』の名のもと省略されていくのでしょう。
投稿者 kuni01 : 01:00 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月09日
「モテル」企業
(財務会計で ○ → △ をやってしまうと、問題です。)
投稿者 kuni01 : 00:16 | コメント (2) | トラックバック
2005年05月07日
オフィス
実は、私が、目をつけていたのは、あくまで、2、3人でビジネスがはじめられるオフィス。これは、はじめ20�坪程度あれば、十分でしょう。
それを、一月12万から15万程度で貸し出すとすると、「その程度なら(^^♪」
という起業家が集まってくるのではないでしょうか?
(3人で負担すれば、一人4,5万程度、駐車場+アルファ程度ですかね。
少なくとも私は、けやきでその程度であれば、安い!と思います。)
不動産業者も、単なる仲介ではなく、そういったコンサルティングを積極的に行っていくべきだと思います。
投稿者 kuni01 : 23:54 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月06日
我が家のパソコン事情
パソコンがほしいとのこと。
新しく作った会社のパソコンが2台
そして、妻のパソコンが1台
もう1台は、iBook
あと、おまけ。
最後の一台は、部品をかき集めて作った、仕事用パソコン。
をもらって来て使っています。
総額、4万かかっていないでしょうね。
ということで、残念ながら妹にあげるパソコンはありませんでした。
投稿者 kuni01 : 03:38 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月05日
続、中小企業会計0504
実は、まとまって時間の取れる今、あることを調査しているのです。
昨日は、気がついたら午前4時。

小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略
その理由は、利用者が限られていることおよび費用対効果を求められることです。
以前、小さな会社では、売上高に対する、経理コストは1%以内という、竹田陽一先生のお考えをご紹介しましたが、まさにそれです。
そもそも、中小企業においては、私たち監査法人にいる会計士が普段扱っているような、複雑な会計処理は存在しないからです。また、目的も所有と経営が一体化している中小企業においては、株主に対する情報は、すなわち、投資家に対する情報はほとんど意味がないのです。
また、デリバティブの時価評価、税効果会計といった複雑な会計基準が存在しますが、そのようなものは、会計の専門家を抱えない中小企業の経営者の理解を超えるものであり、また経営者の認識している会社の実態と乖離しているものと予想され、あまり有用な会計情報ではないのでは、と思われます。
中小企業の会計処理は、どちらかというと、会計ビッグバン、すなわち金融商品会計や、税効果会計が導入される以前の会計基準レベルで、費用対効果の観点から簡便的な方法で行われていればいいのでは、と思っています。
ただし、現在の税務基準だけは、ちょっと無理あるかな。(@_@)
投稿者 kuni01 : 00:51 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月03日
中小企業の減価償却
今日のテーマは、減価償却
2.費用収益対応の原則
3.自己金融効果
ここで、繰越欠損金が長期間続いているような会社においては、この減価償却費による3.自己金融効果が、もともと税金を支払っていないため、あまりありません。
そのため、論者によっては、繰越欠損金の期限が、打ち切りになりそうな場合には、会計上、減価償却費は、計上をその償却限度額の範囲内で行うことも許されるのではといった主張をされている方もいます。
確かに、損失・欠損金を計上している時においても、その償却費を計上して、結果、繰越欠損金が有効活用できない場合には、もったいない気がします。
ただ、私は、文書でを読んで、ふと思ったのが、そんな繰越欠損金の繰越期間(以前5年間、現在7年間)おいてもまだ欠損金を解消できないような会社が、自立した中小企業としてやっていけるのでしょうか?
そもそも、減価償却費の「自己金融効果」を目的とするのであれば、償却不足の発生により、今、どれくらい一般敵なペースに対して遅れをとっているのか、翌期フル償却を行って解消できるのか、といった点に注目する必要があります。
私の経験上、慢性的償却不足がある会社は、まず「投下資本」の回収が難しいと考えられます。金融機関は、償却不足のチェックを厳密に行いある程度考慮済みといったところが多いと思われるので、企業が危機意識を持つためにも、ある程度は、無理をして規則的償却を実施することも、ひとつの会計戦略だと思います。
投稿者 kuni01 : 02:52 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月02日
特別 = 異常 ?
先日も、決算書には、その視点によって色々な活用方法があることを示しましたが、今日は損益区分について書きたいと思います。
実は、ここには、固定資産の売却損(最近では減損損失)、有価証券売却損・評価損といった、「臨時かつ巨額な損失」が含まれていることが多いのです。
これは、果たして「異常なものでした」と済ましていいのでしょうか。
ちなみに、米国会計基準の場合、この異常項目は、きわめて限定されています。
例えば、地震による災害損失、過去数十年発生していない異常気象による損失といった具合に殆ど、目にかからないような損失のみを異常損失として扱い、後はすべて経常のものとして処理しなくては、なりません。
この限定された異常損益については、一つに経営者の責に帰すべきものなのか、否かといった視点があります。
例えば、固定資産除却損、これについて、通常の設備更新であれば、経営者は数年置きに事業を継続していく過程では、必ず生じるものです。
また、その除却損が、もし減価償却の不足によるものであるとしたならば、それは、投資意思決定を誤った結果、発生した損失であり、やはり経営者の責に帰すべきものです。
(減損会計についても、同様です。ただ、アメリカでは経営者が変わったときに、減損会計を適用して、過年度分の投資意思決定の過ち分を落とし、リ・スタートするということを聞いたこともあります。)
それが、本業と関係のない、不動産投資、有価証券投資であれば、なおさらです。
『正常収益力』という話を以前、Blogしましたが、上記の経営に必要な固定資産の更新に伴う等が、頻繁に生じている会社等では、単純に損益区分で判断するのではなく、それは営業に直接必要なものと考え判断することが有効です。
投稿者 kuni01 : 01:41 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月01日
付加価値を分析
付加価値は、その企業において、如何なる価値を商材に付加したかを表すものです。
┏━━━━┓┏━━━━┓
┃物流費 ┃┃ ┃
┏━━━━┓┗━━━━┛┃付加価値┃
┃加工費 ┃ ┃ ┃
┏━━━━┓┗━━━━┛──────┃ ┃
┃人件費 ┃ ┃ ┃
┏━━━━┓┗━━━━┛────────────┣━━━━┫
┃材料費 ┃ ┃外部原価┃
┃ ┃ ┃ ┃
┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━┻
※ ここでは、商材に直接的に付加されるものだけ書いています
あくまでイメージです。厳密に考えないで下さいね (^^♪
これに利益を付加したものが売価(売上高)になりますが、このように付加価値の視点で組みなおしてみると、あの無機質に並んだ損益計算書をみるよりもアクションが取りやすいとおもいます。
この付加価値を例をあげてみますと
材料費:
これについては、企業内付加価値ではありません。
1円でも安くすればそのまま利益です。
ですが、忘れてはいけないのが、購買活動によるコストです。
値下げ交渉、一般的は「ネゴ」と呼ばれていますが、これにばっかり時間をとられすぎると結局もとの木阿弥となります。
人件費:
労働集約的な商材であれば、ここの比率が非常に高くなることが予想されます。
また、そのような商材であれば、ソレがコアコンピタンスになる可能性があるポイントだと思われます。
加工費:
機械装置の減価償却費・賃借料等をイメージ
一旦投資をおこなってしまったら、削減が難しいコスト
投資を行う前に検討が必要
また、水道光熱費等も含む
カイゼン活動・投資により、より効率的、効果的なものにできます。
物流費:
これも、如何なる価値を見出すかで、管理の方法が異なってきます。例えば、正確な日時での配達が必要なものであれば、配送管理システムの導入をおこない、コストは上昇するでしょうが、逆にソレが、競争力の向上につながることもあります。
単純に、削減にはしるだけでなく、競争力向上のための投資も必要です。
そのほか、研究開発費、本社管理費といったものについても、付加価値として認識する必要があります。
例えば、コンサルティング会社においては、実際にクライアントに調査・コンサルに出かけているだけの原価だけ、請求していたのでは、その先コンサルティング会社としての、競争力向上は望めません。
適当に事務所等で情報を集め、ソレを実践で使えるための研究が必要なのです。
ということになれば、研究開発費は、付加価値を産むための必須の構成要素であります。
本社管理コストは、微妙なところですが、例えば立派な本社が必要な業種、例えば銀行、要するに信用が重要な要素を占める業種であれば、直接的に付加価値を構成すると考えられるでしょう。
といった具合で、自社の付加価値を通常の決算書から、目に見える形に作り変えて、今後の戦略を練るのも有用と思われます。
これは、一つの例ですが、その企業、企業で合った見方をすることが経営に役立つ会計情報になるのではないでしょうか。
(実は、その作成のタイミングも非常に重要です。)
※ 今回の『付加価値決算書』は私の個人的イメージで、私見です。


