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2005年04月09日

経営者のための会計

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『会計は利益を生むものではない』

 

こういった言葉を時々耳にすることがあります。

 

そうですね、会計で利益を生むことが出来るのは、私たち会計士や税理士といったいわゆる『職業会計人』と言われる人たちぐらいで、一般企業においては、会計そのものは、いわゆるコストセンター的な存在であり、この部門に係る費用はできるだけ抑えたいところでしょう。

 

ただ、『利益を生むものではない』から知らなくて良いかというと、それは以下のような、非常に危険な事態を招くケースがあります。

 

1 適切な会計情報が存在しない

2 会計情報の意味がわからない

 

実際、経営者が会計をしらないため、壊滅的なダメージを受けたことがありました。

その経営者は技術系の出身者でしたが、経営者になった時から、現場作業を最優先で行う方針を採用しました。

ただ、現場最優先で作業を行うため、今まで物品の移動等の際には、システムに情報を入力するといった会計情報作成のためのステップが省略されてしまいました。


となると、現場では在庫数量、ロケーションの把握が困難となり「適切な会計情報が存在しない」状況となってしまい、最優先でおこなったはずが、混乱を招きかえって、リードタイムが長くなってしまいました。


また、潤沢な資金を用いて、在庫の過剰仕入、人員増強、設備投資を次々に行いましたが、そのつけは後に固定費過大となって、重く企業にのしかかってきました。

これは、まさに経営者が会計を、『利益を生むものではない』ため、軽視し理解すらしようとしなかった姿勢が招いた結果でした。



『会計は利益を生むものではないが、経営には必要なものである』


と思います。


以前、ブログでも書きましたが、最近、マーケティングの本を読んでいます。

『マーケティング』と『会計』?

なんか、領域が違う印象がありますが、読んでみるとそれはまさに「戦略会計」の話でした。

よく考えれば当たり前です。

企業活動というのは、結局、「収益(売上、収入等」と「費用(コスト、支出、損失等)に帰結するからです。

マーケティングの話にしても、売上高(収益)を増やし、効果的な販促(コスト)をいかに行うかです。

その結果は『収益−費用=利益』といった方程式になって表れ、それがまさに会計でしょう。


会計というと、主に財務報告目的のいわゆる『決算書』の話だと思われる方が多いと思います。

『決算書』となると、減価償却とか引当金とか日ごろお目にかからない『会計用語』が飛び交い、それだけで嫌悪勘を覚える方もおおいでしょう。


ただ、決算書の世界の会計だけが、『会計』ではありません。


会計の世界には、『管理会計』『戦略会計』というものが存在します。


そして、まさにこちらの会計の方が、実際に経営者が知るべき、そして活用すべき経営ツールなのです。

投稿者 kuni01 : 2005年04月09日 23:06

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