« 経営者のための会計 | メイン | 売上至上主義 2 »

2005年04月10日

売上至上主義

先日から、マーケティングに関するBlogを記載していますが、今日は、『売上至上主義』についてです。

 

『売上至上主義』、そのために、販促も惜しみなく使う。

 

それって、結局利益インパクトとしてどうなの?(?_?)

 

実は、そういったことを行っても、合理的な業種があるのです。

 

それは、たとえば情報・コンテンツを販売している会社です。

(ほかにも、いろいろあるとは思いますが、ここでは、これをあげています。)

 

これらの産業は、既に売るものというのは、固定費的に持っています。

 

また、これらを販売するためにその売るもの自体に係るコスト(これを会計的には『売上原価』と言います)は殆ど発生しません。

 

 

これを、プロ野球を例にとって説明すると・・・

 

エスキモーが氷を買うとき―奇跡のマーケティング

プロ野球球団「ホークス」を買ったソフトバンクは、年間数十億円の、球団維持費をコストとして支払ます。

ただ、この「ホークス」にかかるコストは、その放映権、商標権等をいくら売ったところで、変わることはありません。

この売上と関連しないコストを『固定費』といいます。
また、意思決定上、既存の条件であるコストであるため今後の意思決定・アクションによって変化がないコストとして『埋没原価』とも呼ばれます。

となると、これは、売る側だけの問題を考えればいいことになります。

そして、会計上、クリアすべき課題は、『 売上高−販売費 > 0 』、これだけです。

さすがに、これをクリアできないない場合は、『売上高至上主義』ともいえないのでは?

という話がでてきます。


ただ、それは『売上高』の質の問題でもあります。

『固定費』というお話しがたびたびありますが、売上にも『固定収入』と『変動収入』があります。


『固定収入』の例としては、携帯電話、インターネットプロバイダといったものが代表例でしょう。


なかなか、他社のサービスがいいからといって、すぐにSwitchする(乗り換える)ことは行われません。


この獲得ためのコストは、極端な話、上の、『 売上高−販売費 > 0 』のラインを超えても行われる価値はあります。

実際、ソフトバンク社のYahooBBのブロードバンドサービスの獲得販促は、ソフトバンク社を営業赤字に陥れるほど、莫大なものでした。
(実は、この戦略はアメリカでもAOLが、行った戦略でした。)


ちょっと横道にそれましたが、結局、プロ野球というコンテンツを保有している企業は、後は、それをいかに売るかといった、『売上高』に対する戦略に集中すればいいことになります。

『売上高』は、旧来の会計的に分解すると、『 単価 × 数量 』ですが、現在のメディアにおいては、単純にそうとはいえないような気がします。
(単純化すれば、最終的には『 単価 × 数量 』に落ち着くのかもしれませんが、・・・)


どちらかというと『 Σ(販売チャネル契約額) 』といったところが私の見方です。

となると、球団が放映権等をメディアに売り、メディアがその番組枠をスポンサーに売るということになります。


だったら、そのスポンサー枠を球団が実際に買い取って、スポンサーに売るのはどうであろう?

そんな、非常識なマーケティングを仕掛けた人がいました。

[続きはまた明日(^_^)v」

投稿者 kuni01 : 2005年04月10日 23:23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.akasaka-cpa.com/mt/mt-tb.cgi/238

このリストは、次のエントリーを参照しています: 売上至上主義:

» 福岡のリンク集 from おーくぼん@しゃちょーのBlog
今さらですが、福岡のリンク集を公開しております。アドレスはhttp://www.o-kubon.tv/04/04-1.shtml全然まだまだな物ですが、ヒマを見て充実させていこうと思っています。特に、福岡在住の方の〓. けやき通り・・もしかして赤坂ケヤキ通り????フクオカしない?? 近くですね。暇有れば寄って下さい!笑 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年04月11日 20:35

コメント

コメントしてください




保存しますか?