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2005年04月17日

合併デューデリ

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今日も仕事で、今帰ってきました。

 

決算監査も大詰めですかね、・・・。といいつつまだまだ続く。

 

気分転換して、合併の話です。

 

(こういった話をかくのは、久しぶりですね。頭が決算で)

 

合併の際、私がデューデリに入るときは、以下のようなことを考えます。

 

まず第一は、お金の話。

 

SellSideの会計とBuySideの会計で起こる、Gapの話と思われます。

 

当然ですが、合併を行う前には、お互いデューデリジェンスをかけます。

そこでの表面の会計は、お互い価格交渉のためのものです。

要するに

 

Sell(売り側 被合併会社)は、高く売りたい → 合併比率を吊り上げたい

Buy(買い側 合併会社)は、安く買いたい → 合併比率を低下させたい

 

というのが普通です。

 

これは、非常に面白いもので、立場が違えば全然見方が変わります。

 

また、裏面の会計があります。

 

 

これは、いわゆる合併シナジーの測定です。

 

たとえば、非上場会社では、おそらくこれから関わる中小企業会計基準等では、当然のことながら、退職給付をつんでいないことが多いと思います。

それを合併の際は、つんだらどうなるか?

 

会社都合でつんだらどうなるか?

→ それで、合併比率を算定した後、自己都合での退職に持っていく

といった、醜いことまで計画して、シナジーを考慮します。

 

しかし、これは、反対サイドの会計士には気づかれてはいけません。
『隠しカード』です。


 

あとは、一般的な話ですが、会計方針の統一の問題があります。

現在の企業会計は、企業グループでの会計が求められています。

そのため、上場会社、商法特例法の監査を受けているような会社では、
当然グループ内での会計方針は統一されなければなりません。


たとえば、日本ではあまり例はないのですが、たとえばUS−GAAPでは、
棚卸資産については、低価法のみです。


しかし、その低価法ができなければ、当然、その会社はGAAP違反となってしまい合併した会社も、上場廃止になってしまいます。


また、当然合併するとすれば、システム統合を前提となると思いますが、
たとえば、同じ業務サイクルであっても、まったく違う内部統制を行っている会社もあります。

たとえば、購買サイクル

 合併会社は、自社検収実績に基づいて、支払業務を行う
 被合併会社は、請求書でしか、支払をおこなったことがない。


そういった場合は、お互いの会計処理方法が異なっているため、合併、即統合ということは、困難だと思われます。


そのようなときは、とりあえず、完全子会社を行い、業務・システムの統一を1、2年かけて行い、その後合併といったスキームを描くこともあります。



最後、全体的なスキームを描いた場合、営業権の話ですね。


いくら計上するかの話はありますが、それと同じく重要なのが償却期間の問題ですね。

税務上、償却期間は5年となっていますが、企業会計上は、20年以内となっています。

償却負担をおこなっても、果たして利益が出るのか?

上記のシナジーの測定も含めて、全体的なスキームの妥当性でしょうね。
(合併して、利益出なかったらお互いが不幸ですからね)

とりあえず、こんな感じですね。

実際、会計の諸問題がかなり強い事象だと思いますよ。

また、会計の取り組み方で会社の社風も分かりますしね。(^_-)-☆

投稿者 kuni01 : 2005年04月17日 02:10

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